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Visual Studio Community 2022 使い方を詳しく解説!

2024年4月3日

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Visual Studio Community 2022は、開発者にとって頼りになるツールです。

しかし、初めて使う人にとっては少し戸惑うこともあるかもしれません。

そこで、この記事では基本的な画面構成や操作方法を分かりやすく解説します。

まず、Visual Studioを開くと、まずはじめに目に入るのは見慣れたインターフェースです。

メニューバー、ツールボックス、ソリューションエクスプローラーなど、様々なパネルが配置されています。最初は多少圧倒されるかもしれませんが、心配ありません。

この記事を読みながら、少しずつ慣れていきましょう。

Visual Studio Community 2022は、開発をより効率的に行うための優れたツールです。

この記事を参考に、あなたの開発のスキルをさらに高めてください。

Visual Studio Community2022の画面構成を見てみよう

それぞれのパネルを見ていきましょう。

vscommunity_全体パネル画像

① メニューバー

vscommunity_メニューバー画像

一番上にある①のメニューバーの項目についてかいつまんで説明したいと思います。

  • 表示
    開発するのに便利なツールボックスやプロパティウィンドウなどを選んで画面に表示させます。
  • Git
    プログラムの開発におけるチームワークを支援するツールであり、プロジェクトの変更履歴やバージョン管理を行うことができます。
  • プロジェクト
    新しいフォームやクラスと呼ばれるものを追加したりすることができます。
  • デバッグ
    デバッグとはコンピュータプログラムの不具合やバグ(Bug)を発見し、修正する作業のことです。プログラムが期待通りに動作しない場合、デバッグを行うことで問題の原因を特定し、修正を行います。
  • ビルド
    ビルドとはソースコードから実行可能なプログラムやアプリケーションを生成するプロセスのことです。ソースコードは、プログラマーが作成したテキストベースのコードであり、ビルドによってコンピュータが実行可能な形式に変換されます。
  • テスト
    開発者が自分のコードやアプリケーションをテストするための機能を提供します。開発者は、テストを実行してコードの動作を確認し、予期せぬバグや問題を見つけることができます。テストを通じて、コードの品質や信頼性を向上させることができます。
  • 分析
    実行時間やパフォーマンスに関するデータを収集し、分析する機能が含まれています。これにより、開発者はアプリケーションの実行時間やリソースの使用状況などを評価し、パフォーマンスのボトルネックや改善の余地を特定することができます。
  • ツール
    Visual Studioの機能をカスタマイズしたり、外部ツールや拡張機能を管理したりするための中心的な場所です。開発者はここからさまざまな設定や機能を利用して、開発環境を自分のニーズに合わせて調整することができます。

② ツールバー

vscommunity_ツールバー画像

上から2番目にある②がツールバーです。

開発者が頻繁に使用する操作やコマンドへ簡単にアクセスができ、作業の効率化や作業フローのシンプル化を支援します。

③ ソリューションエクスプローラー

vscommunity_ソリューションパネル画像

右端にあるのが③のソリューションエクスプローラーです。

ソリューションエクスプローラーは、Visual Studioの右端にあるのが③のソリューションエクスプローラーです。中でプロジェクトやソリューションのファイル構造を表示し、管理するためのウィンドウです。

ソリューションエクスプローラーの主な役割

  1. プロジェクトファイルのナビゲーション
    ソリューションエクスプローラーは、プロジェクトに含まれるファイルやフォルダーをツリー形式で表示します。開発者は、プロジェクト内のファイルを簡単にナビゲートして閲覧することができます。
  2. ファイルの追加・削除・リネーム
    ソリューションエクスプローラーからは、プロジェクトに新しいファイルを追加したり、既存のファイルを削除したり、ファイル名を変更したりすることができます。これにより、プロジェクトのファイル構造を容易に管理できます。
  3. プロジェクトのプロパティの表示・編集
    ソリューションエクスプローラーからは、プロジェクトのプロパティを表示して編集することができます。プロジェクトの設定やビルドオプションなどを変更できます。
  4. コードのナビゲーション
    ソリューションエクスプローラーを使用して、ソースコードファイルを素早く見つけることができます。特定のクラスやファイルに直接ジャンプして編集することができます。
  5. リソースの管理
    ソリューションエクスプローラーを使用して、プロジェクトに含まれるリソースファイルや画像、その他のアセットを管理することができます。これにより、開発者はプロジェクト内のリソースを簡単に管理できます。


簡単に言えば、ソリューションエクスプローラーは、プロジェクトやソリューションのファイル構造を管理するためのウィンドウです。

表示されているファイルの詳細

  • WinFormsApp1
    プロジェクト名です。
  • 依存関係
    ソリューション内のプロジェクトやファイル間に存在する相互の依存関係を示す機能です。これにより、開発者はソリューション全体の構造や相互の関係を視覚的に把握し、プロジェクトやファイル間の結びつきを理解することができます。
  • Form1.cs
    開発者はこのファイルを編集して、アプリケーションの外観や動作をカスタマイズすることができます。
  • Form1.Designer.cs
    Windowsフォームデザイナーで行った変更や操作に基づいて自動的に生成されます。ですので基本的には開発者が直接編集することはありません。
  • Form1.resx
    Windowsフォームのリソースは、画像や文字列などのデータが保存されているファイル。これも基本的には開発者が直接編集することはありません。
  • Program.cs
    このファイルには、プログラムが開始される時に最初に実行されるMainメソッドが含まれています。Mainメソッドは、プログラムの動作を制御し、どのような処理を行うかを決定します。例えば、コンソールにテキストを表示したり、他のメソッドを呼び出したりすることができます。program.csは、C#プログラムの鍵となるファイルであり、プログラムの実行の最初のステップを示しています。

④ ドキュメントウィンドウ

vscommunity_ドキュメントウィンドウ画像

一番大きいパネルの④がドキュメントウィンドウです。

ドキュメントウィンドウはフォームデザイナーとコーデエディターに切り替えて使用します。

フォームデザイナーとコーデエディターとは

  • フォームデザイナーではその名の通り、フォームにボタンやテキストボックスを配置したりするデザインができます。
    *ここではいったんWindowsフォームアプリの開発ということでフォームデザイナーになっています。例えばコンソールアプリケーションの開発だったらフォームデザイナーは使用されません。

    vscommunity_ドキュメントウィンドウ画像
  • コードエディターではこれもその名の通り、プログラムコードを記述することができます。vscommunity_ドキュメントウィンドウ画像

実はソリューションエクスプローラーにあるForm1.csを右クリックして、下図の黄色枠の部分でコードエディターを表示させられます。

vscommunity_ドキュメントウィンドウ画像

⑤ データソースエクスプローラー

vscommunity_データエクスプローラー画像

⑤が左端に折りたたまれてデータソースと書かれているところです。

データベースサーバーに関する情報を表示します。
例えば、サーバーに接続しているデータベースの一覧やサーバーのプロパティなどを表示できます。

ここの部分には例えば、フォームのデザインをするときにボタンやテキストボックスなどの部品の一覧表のようなツールボックスを表示させることもできます。

vscommunity_データエクスプローラー画像

⑥ 出力ウィンドウ

vscommunity_出力ウィンドウ画像

⑥の一番下にあるパネルが出力ウィンドウです。

出力ウィンドウには、ビルドやデバッグの際に生成されるメッセージやログが表示されます。

例えばプログラムをビルド(コンパイル)するときや、プログラムを実行してデバッグするときに、そこで何が起こっているかを知ることができます。
ビルド中にエラーや警告が発生した場合は、その詳細がここに表示されます。
また、プログラムを実行しているときに何かが起こった場合、その情報もここに表示されます。

出力ウィンドウは、開発者がプログラムを作成するときに役立つ情報を表示します。
例えばプログラムがどのように動作しているかを把握したり、問題を特定したりするのに役立ちます。

僕の個人設定

vscommunity_個人設定画像1

個人的には上図にあるように右下のプロパティ、左上にあるツールボックスをすぐに見れるようにしておきます。

ちなみに表示させる方法

  • メニューバーにある表示をクリックする。vscommunity_個人設定画像2
  • そこから出てくるツールボックスをクリックする。
  • プロパティウィンドウもクリックする。

これだけです。

この辺りは人それぞれで好みもあるし、プロジェクトにもよると思いますので色々試してみてください。

最後に

ここまでのことはVisual Studioのほんの一部だけです。

たくさんのことがあって初めは難しいと感じる方もいるかと思いますが、まぁなんでもそうですが、慣れかなと思います。誰でも初めから解る人はいませんので。

僕も初めは何をどうしたらいいのか全く解りませんでした。

中にはありとあらゆる機能を使っている凄腕のプログラマーもいるのかわかりませんが、僕は今でも全てを使いこなしているわけではないです。(すみません)

とにかく色々使わないと覚えることもできません。
たくさん失敗して、そして学んでいきましょう!

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