C#プログラミングを学ぶ上で、データ型は非常に重要です。
僕が初心者の頃は例えば数値の変数を使いたいときに、データ型がたくさんあってどれを使えばいいのか迷い、結果なんでもint型を使ってたりしていました(笑)。
この記事では、C#でよく使用されるデータ型を一覧で紹介し、それぞれの特徴や使い方について分かりやすく解説します。
C#プログラミングにおけるデータ型の基礎を身につけ、より効果的なコーディングに役立ててください!
データ型の一覧表
以下は、C#で使用される一般的なデータ型の表です。
データ型 | 説明 | サイズ | 範囲 |
---|---|---|---|
int | 符号付き32ビット整数 | 4 バイト | -2,147,483,648 ~ 2,147,483,647 |
uint | 符号なし32ビット整数 | 4 バイト | 0 ~ 4,294,967,295 |
long | 符号付き64ビット整数 | 8 バイト | -9,223,372,036,854,775,808 ~ 9,223,372,036,854,775,807 |
ulong | 符号なし64ビット整数 | 8 バイト | 0 ~ 18,446,744,073,709,551,615 |
short | 符号付き16ビット整数 | 2 バイト | -32,768 ~ 32,767 |
ushort | 符号なし16ビット整数 | 2 バイト | 0 ~ 65,535 |
byte | 符号なし8ビット整数 | 1 バイト | 0 ~ 255 |
sbyte | 符号付き8ビット整数 | 1 バイト | -128 ~ 127 |
float | 単精度浮動小数点数 | 4 バイト | ±1.5 x 10^(-45) ~ ±3.4 x 10^(38) |
double | 倍精度浮動小数点数 | 8 バイト | ±5.0 x 10^(-324) ~ ±1.7 x 10^(308) |
decimal | 128ビット10進数 | 16 バイト | ±1.0 x 10^(-28) ~ ±7.9 x 10^(28) |
char | 単一のUnicode文字 | - | Unicode16ビット文字列 |
bool | 真偽値 (true/false) | - | true または false |
string | 文字列 | - | - |
object | すべてのデータ型のベース型 | - | - |
データ型の使用上の注意点
いくつかのデータ型には使用上の注意点があります。
データ型 | ルール | 例 |
---|---|---|
float | 末尾にfを付けなければならない。 | float a=3.14f ; |
decimal | 末尾にmを付けなければならない。 | decimal b=3.14m ; |
char | 文字は、' '(シングルクォーテーション)で囲わなければいけない。 | char a = 'h' ; |
bool | bool型はtrue または false以外を代入しようとするとエラーになる。 | bool a = true ; |
string | 文字列は、""(ダブルクォーテーション)で囲わなければいけない。 | string a = "おはよう" ; |
データ型を使う際の注意点
データ型を使う際にはいくつかの注意点があります。