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C# | データ型一覧表とそれぞれの特徴を徹底解説

2024年4月5日

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C#プログラミングを学ぶ上で、データ型は非常に重要です。

僕が初心者の頃は例えば数値の変数を使いたいときに、データ型がたくさんあってどれを使えばいいのか迷い、結果なんでもint型を使ってたりしていました(笑)。

この記事では、C#でよく使用されるデータ型を一覧で紹介し、それぞれの特徴や使い方について分かりやすく解説します。

C#プログラミングにおけるデータ型の基礎を身につけ、より効果的なコーディングに役立ててください!

データ型の一覧表

以下は、C#で使用される一般的なデータ型の表です。

データ型 説明サイズ   範囲
int符号付き32ビット整数4 バイト-2,147,483,648 ~ 2,147,483,647
uint符号なし32ビット整数4 バイト0 ~ 4,294,967,295
long符号付き64ビット整数8 バイト-9,223,372,036,854,775,808 ~ 9,223,372,036,854,775,807
ulong符号なし64ビット整数8 バイト0 ~ 18,446,744,073,709,551,615
short符号付き16ビット整数2 バイト-32,768 ~ 32,767
ushort符号なし16ビット整数2 バイト0 ~ 65,535
byte符号なし8ビット整数1 バイト0 ~ 255
sbyte符号付き8ビット整数1 バイト-128 ~ 127
float単精度浮動小数点数4 バイト±1.5 x 10^(-45) ~ ±3.4 x 10^(38)
double倍精度浮動小数点数8 バイト±5.0 x 10^(-324) ~ ±1.7 x 10^(308)
decimal128ビット10進数16 バイト±1.0 x 10^(-28) ~ ±7.9 x 10^(28)
char単一のUnicode文字-Unicode16ビット文字列
bool真偽値 (true/false)-true または false
string文字列--
objectすべてのデータ型のベース型--

データ型の使用上の注意点

いくつかのデータ型には使用上の注意点があります。

データ型ルール
float末尾にfを付けなければならない。float a=3.14f ;
decimal末尾にmを付けなければならない。decimal b=3.14m ;
char文字は、' '(シングルクォーテーション)で囲わなければいけない。char a = 'h' ;
boolbool型はtrue または false以外を代入しようとするとエラーになる。bool a = true ;
string文字列は、""(ダブルクォーテーション)で囲わなければいけない。string a = "おはよう" ;

データ型を使う際の注意点

データ型を使う際にはいくつかの注意点があります。

  1. 適切なデータ型の選択
    適切なデータ型を選ぶことはとても重要です。データ型のサイズや範囲を考慮して、プログラムの要件に合ったデータ型を選びましょう。たとえば、数値を扱う場合は intdouble などの数値型を、文字列を扱う場合は string 型を選ぶと良いでしょう。適切なデータ型を選ぶことで、メモリの使用効率が良くなり、プログラムがより正確に動作します。
  2. データの検証とエラーハンドリング
    データ型を使用する際には、入力データの検証やエラーハンドリングをしっかり行うことが大切です。不正なデータや範囲外の値が入力された場合に適切に処理することで、プログラムの安全性や信頼性を高めることができます。これにより、予期しないエラーやバグを防ぎ、より安定した動作を実現できます。
  3. オーバーフローやアンダーフローへの対処
    数値型を扱う際には、オーバーフローやアンダーフローに注意が必要です。データ型の範囲を超えた値が代入されると、予期しない結果が生じることがあります。これを防ぐために、適切なエラーチェックや例外処理を行い、範囲外の値が入力された場合に適切に対処することが重要です。これにより、プログラムの安定性と信頼性を確保できます。
  4. 型変換とキャスト
    異なるデータ型間で型変換やキャストを行う際には、データの損失や精度の問題に注意が必要です。例えば、double から int へ変換する際には、小数部分が切り捨てられる可能性があります。必要に応じて、適切な型変換の方法を選び、データの正確性を保つことが重要です。変換する際は、意図しないデータの損失がないか、精度が保たれているかを確認しましょう。
  5. メモリの使用量とパフォーマンス
    データ型の選択は、メモリの使用量やプログラムのパフォーマンスに大きな影響を与えます。不必要に大きなデータ型を使用すると、メモリの無駄遣いや処理速度の低下が起こる可能性があります。適切なデータ型を選ぶことで、メモリの効率的な使用や処理速度の向上が図れ、よりパフォーマンスの良いプログラムを作成することができます。

まとめ

  • 整数型、浮動小数点型、文字型、真偽値型、文字列型など、さまざまなデータ型が存在します。
  • プログラムの要件に応じて適切なデータ型を選択しましょう。
  • 各データ型は異なる精度と範囲を持ち、それぞれの用途に適しています。
  • データ型の選択は慎重に行い、型変換やエラーハンドリングに注意を払いましょう。

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